おはようございます。
今日から4月になりましたが,うちのような個人事務所では,人事の異動や新入社員などもなく,4月になったからと言ってこれといった変化はありません。
もっとも,3~4月は裁判所や企業の異動期であったり,世間的には年度替わりということもあり,外部からの往来が少なく事務所内は静かなものです。
新生活といえば,事件を処理している中では,住宅ローンを払えなくなった方が破産して転居するという形でその方の新生活に立ち会うことが多いです。
「破産」という言葉のイメージの悪さにより,客観的に見て支払困難な住宅ローンを払い続けられ,手遅れになってようやく弁護士のところへ相談に来られる方が多いです。
しかし,破産したからといっても身ぐるみをはがされるわけでもないし,その後の生活がさらに悪くなるということもありません。
破産は,あくまで返済不能状態にある方が,破産後,経済的に再建(借金に頼らず自活)するための制度です。
生活自体が困難なのに,住宅ローンの元金に加え,多額の利息を払っていくことが不合理なのは明らかです。
ですから,支払困難な住宅ローンを無理に支払っていくことを考えると,自宅は失うことにはなりますが,収入に見合った賃貸物件に転居し,収入を返済に充てるのではなく貯蓄に回した方がその方の将来(特に老後)にとっても安心です。
確かに,住み慣れた場所から離れたくない,借りた以上は返済しないといけないので無理をしてでも住宅ローンを払っていくという気持ちもわからなくはないです。
しかし,そのような方が最終的に破産をされる場合は,本人さん自身,ご家族も長期の返済のために憔悴しきっていますし,もっと早く破産しておれば今頃はかなり貯金できていただろうなと思うケースが多いです。
最終的な結論はどちらでも良いのですが,今一度冷静になってご自身の収支状況を見直し,将来を見据えて判断していただければと思います。
今日から4月になりましたが,うちのような個人事務所では,人事の異動や新入社員などもなく,4月になったからと言ってこれといった変化はありません。
もっとも,3~4月は裁判所や企業の異動期であったり,世間的には年度替わりということもあり,外部からの往来が少なく事務所内は静かなものです。
新生活といえば,事件を処理している中では,住宅ローンを払えなくなった方が破産して転居するという形でその方の新生活に立ち会うことが多いです。
「破産」という言葉のイメージの悪さにより,客観的に見て支払困難な住宅ローンを払い続けられ,手遅れになってようやく弁護士のところへ相談に来られる方が多いです。
しかし,破産したからといっても身ぐるみをはがされるわけでもないし,その後の生活がさらに悪くなるということもありません。
破産は,あくまで返済不能状態にある方が,破産後,経済的に再建(借金に頼らず自活)するための制度です。
生活自体が困難なのに,住宅ローンの元金に加え,多額の利息を払っていくことが不合理なのは明らかです。
ですから,支払困難な住宅ローンを無理に支払っていくことを考えると,自宅は失うことにはなりますが,収入に見合った賃貸物件に転居し,収入を返済に充てるのではなく貯蓄に回した方がその方の将来(特に老後)にとっても安心です。
確かに,住み慣れた場所から離れたくない,借りた以上は返済しないといけないので無理をしてでも住宅ローンを払っていくという気持ちもわからなくはないです。
しかし,そのような方が最終的に破産をされる場合は,本人さん自身,ご家族も長期の返済のために憔悴しきっていますし,もっと早く破産しておれば今頃はかなり貯金できていただろうなと思うケースが多いです。
最終的な結論はどちらでも良いのですが,今一度冷静になってご自身の収支状況を見直し,将来を見据えて判断していただければと思います。

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